創世記 11
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バベルの塔
1はじめの頃、世界に暮らしていた人々はみな同じ言葉を使い、同じ言葉を話していた。
2人口が増えるにつれて、人々は東の方へと大移動を始めた。そして、シヌアルの地に平地を見つけると、人々はそこに定住した。 3-4そこで、人々は大きな神殿都市を建設し、その都市を眺められるぐらいの高い塔を作ろうとアイデアを分かち合った。彼らの地域には大きな岩がなかったため、アイデアを出し合ってこう話していた。【「神殿都市と高い塔」古代の人々は、神が降りてきて礼拝を楽しんだり、神が祝福を与えたりしやすいように、塔のある神殿区域を設けた】
「そうだ!俺たちには岩はないけど、足もとを見ろ!土があるじゃないか!この土を使ってブロックを作ろう!ほら!土が硬くなるまでしっかりと火で固めて!」
こうして、人々は岩に似たブロックを作った。セメントの代わりにタールを使い、ブロックを積み始めた。
「こうやって建物を作るってことはさ!みんな一緒に働けるってことじゃん!そしたら、もうこれ以上、新天地を求めて世界中を歩き回る必要もなくなるでしょ! みんなで協力してさ!一緒にこの街を大都市にしていこうぜ!それから、天にも届くような塔なんかも作っちゃってさ!俺らの功績を次世代に伝えるために大きな高い塔を作っちゃおうぜ!」
5 神は、地上に降りてきて人間が作ったその街と大きな塔を見た。 6そして、神はこう言った。
「彼らはみな同じ言葉を話し、一致団結してこのプロジェクトを成し遂げた。これはただの始まりでしかない!人間は自分の計画のまま、思いのままに好き勝手なことを始めてしまう。 7今!地上に降りて、人間がお互いにコミュニケーションが取れなくなるように違う言葉を話すようにしてしまおう!」
8こうして、神は彼らが都市を建設することを止めさせると、それがきっかけで再び人々は世界各地に散らばっていった。 9この場所をバベルと呼び、 神は、たくさんの複雑な言葉を世界に作り上げ、人々を各地に分散させた。
セムの家系
(1歴代誌11:24-27)
10これはセムの家系の記録である・・・
セムが100歳の時、すなわち大洪水の2年後に息子アルパクシャデがこの地に産声を上げた。 11その後、セムは500年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
12アルパクシャデが35歳の時、シェラフという息子が生まれた。 13その後、アルパクシャデは403年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
14シェラフが30歳の時、エベルという息子が生まれた。 15その後、シェラフは403年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
16エベルが34歳の時、ペレグという息子が生まれた。 17その後、エベルは430年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
18ペレグが30歳の時、レウという息子が生まれた。 19その後、ペレグは209年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
20レウが32歳の時、セルグという息子が生まれた。 21その後、レウは207年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
22セルグが30歳の時、ナホルという息子が生まれた。 23その後、レウは200年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
24ナホルが29歳の時、テラという息子が生まれた。 25その後、ナホルは119年生き、その間にも他の息子や娘たちが生まれた。
26テラが70歳の時、3人の息子アブラム、ナホル、ハランが生まれた。
テラの家系
27これは、テラの家系の中で起きた記録である・・・
テラはアブラム、ナホル、ハランの父であり、ハランはロトの父である。 28ハランは生まれ故郷であり、カルデア人の地であるウルという地で彼の父テラよりも前に死んだ。 29-30アブラムはサライという名の女性と結婚したが、サライは赤ちゃんが出来ない体だった。ナホルはハランの娘であるミカルと結婚し、ハランにはもう一人イスカという娘がいた。
31テラはウルの町を離れると、アブラムとアブラムの妻サライ、また孫たちやハランの息子ロトを連れカナンの地に向かった。その途中、ハランの町に立ち寄り、そこに定住することを決めた。 32テラはハランの町で205歳で亡くなった。
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創世記 11: ERV訳
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