エゼキエル書 18:1-14

エゼキエル書 18:1-14 新共同訳

主の言葉がわたしに臨んだ。 「お前たちがイスラエルの地で、このことわざを繰り返し口にしているのはどういうことか。 『先祖が酸いぶどうを食べれば 子孫の歯が浮く』と。 わたしは生きている、と主なる神は言われる。お前たちはイスラエルにおいて、このことわざを二度と口にすることはない。 すべての命はわたしのものである。父の命も子の命も、同様にわたしのものである。罪を犯した者、その人が死ぬ。 もし、ある人が正しく、正義と恵みの業を行うなら、 すなわち、山の上で偶像の供え物を食べず、イスラエルの家の偶像を仰ぎ見ず、隣人の妻を犯さず、生理中の女性に近づかず、 人を抑圧せず、負債者の質物を返し、力ずくで奪わず、飢えた者に自分のパンを与え、裸の者に衣服を着せ、 利息を天引きして金を貸さず、高利を取らず、不正から手を引き、人と人との間を真実に裁き、 わたしの掟に従って歩み、わたしの裁きを忠実に守るなら、彼こそ正しい人で、彼は必ず生きる、と主なる神は言われる。 彼に生まれた息子が乱暴者で、これらの事の一つでも行う人の血を流し、 自分自身はこれらすべての事の一つですら行わず、かえって山の上で偶像の供え物を食べ、隣人の妻を犯し、 貧しい者、乏しい者を抑圧し、力ずくで奪い、質物を返さず、偶像を仰ぎ見て忌まわしいことを行い、 利息を天引きして金を貸し、高利を取るならば、彼は生きることができようか。彼は生きることはできない。彼はこれらの忌まわしいことをしたのだから、必ず死ぬ。その死の責任は彼にある。 ところで、その人にまた息子が生まれ、彼が父の行ったすべての過ちを見て省み、このような事を行わないなら、