ここで、祈りについて注意しておきましょう。人の見ている大通りや会堂で、さも信心深そうに祈って見せる偽善者のように祈ってはいけません。よく言っておきますが、そういう人たちは、もうそれで、報いを受けてしまったのです。 祈る時には、一人で部屋に閉じこもり、父なる神に祈りなさい。隠れたことはどんな小さなことでもご存じのあなたの父から、必ず報いがいただけます。 ほんとうの神を知らない人たちのように、同じ文句を何度も唱えてはいけません。彼らは、同じ文句をくり返しさえすれば、祈りが聞かれると思っているのです。 父なる神は、あなたがたに何が必要かを、あなたがたが祈る前からすでに、ご存じなのです。 ですから、こう祈りなさい。 『天におられるお父様。 あなたのきよい御名があがめられますように。 あなたの御国が来ますように。 天の御国でと同じように、この地上でも、 あなたの御心が行われますように。 私たちに必要な日々の食物を、 今日もお与えください。 私たちの罪をお赦しください。 私たちも、私たちに罪を犯す者を赦しました。 私たちを誘惑に会わせないように守り、 悪から救い出してください。アーメン。』 もしあなたがたが、自分に対して罪を犯した人を赦すなら、天の父も、あなたがたを赦してくださいます。 しかし、あなたがたが赦さないなら、天の父も、あなたがたを赦してくださいません。 次に断食についてですが、偽善者たちのような、人目につくやり方は避けなさい。彼らは、やつれた顔をわざと見せつけ、同情を買おうとします。よく言っておきますが、そういう人たちは、もうそれで、報いを受け取ってしまったのです。 断食をする時は、むしろ晴着をまといなさい。 そうすれば、だれもあなたが断食をしているとは気づかないでしょう。しかし、あなたの父は、どんなことでもご存じです。そして、報いてくださるのです。
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