イスラエルの神、全能の主は言う。 「わたしは、モアブとアモンの民が わたしの民をあざけり、この地を侵略した時の ののしりを聞いた。 だから確実に、モアブとアモンは、 ソドムとゴモラのように滅ぼされ、 いら草が茂る所、塩の穴、永久に荒廃した地となる。 生き残ったわたしの民が、 そこを奪って自分のものにする。」 彼らは高慢の報いを受ける。 全世界を支配する主の民をあざけったからだ。 主は彼らをひどい目に会わせる。 外国の勢力の神々をことごとく餓死させ、 全世界ですべての人々が自分の住む地で 主を礼拝するようになる。 エチオピヤ人よ。 おまえたちも主の剣で殺される。 北の地も同様だ。 神はアッシリヤを滅ぼし、 その壮大な首都ニネベを荒野のような不毛の地にする。 あの隆盛を誇っていた町は羊の牧草地となる。 あらゆる野の獣がそこに住みつく。 針ねずみは巣穴を掘り、はげたかやふくろうは 宮殿の廃墟に住み、破れた窓で鳴く。 からすは扉のところで鳴く。 高価な杉の羽目板も、風雨にさらされたままになる。 これが、「世界中で自分ほどすばらしい町はない」 と言って、安らかに暮らしていた、 あの広大で繁栄した都の運命だ。 しかし今、見るがいい。 荒れはて、動物の住みかとなってしまった。 そこを通る者はみなあざけるか、 とても信じられないといった顔で首を振る。
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