ダニエル書 5:20-31

ダニエル書 5:20-31 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

しかし彼は心に高ぶり、かたくなになり、ごうまんにふるまったので、王位からしりぞけられ、その光栄を奪われ、 追われて世の人と離れ、その思いは獣のようになり、そのすまいは野ろばと共にあり、牛のように草を食い、その身は天からくだる露にぬれ、こうしてついに彼は、いと高き神が人間の国を治めて、自分の意のままに人を立てられるということを、知るようになりました。 ベルシャザルよ、あなたは彼の子であって、この事をことごとく知っていながら、なお心を低くせず、 かえって天の主にむかって、みずから高ぶり、その宮の器物をあなたの前に持ってこさせ、あなたとあなたの大臣たちと、あなたの妻とそばめたちは、それをもって酒を飲み、そしてあなたは見ることも、聞くことも、物を知ることもできない金、銀、青銅、鉄、木、石の神々をほめたたえたが、あなたの命をその手ににぎり、あなたのすべての道をつかさどられる神をあがめようとはしなかった。 それゆえ、彼の前からこの手が出てきて、この文字が書きしるされたのです。 そのしるされた文字はこうです。メネ、メネ、テケル、ウパルシン。 その事の解き明かしはこうです、メネは神があなたの治世を数えて、これをその終りに至らせたことをいうのです。 テケルは、あなたがはかりで量られて、その量の足りないことがあらわれたことをいうのです。 ペレスは、あなたの国が分かたれて、メデアとペルシャの人々に与えられることをいうのです」。 そこでベルシャザルは命じて、ダニエルに紫の衣を着せ、金の鎖をその首にかけさせ、彼について布告を発して、彼は国の第三のつかさであると言わせた。 カルデヤびとの王ベルシャザルは、その夜のうちに殺され、 メデアびとダリヨスが、その国を受けた。この時ダリヨスは、おおよそ六十二歳であった。

ダニエル書 5:20-31 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

しかし彼は心に高ぶり、かたくなになり、ごうまんにふるまったので、王位からしりぞけられ、その光栄を奪われ、 追われて世の人と離れ、その思いは獣のようになり、そのすまいは野ろばと共にあり、牛のように草を食い、その身は天からくだる露にぬれ、こうしてついに彼は、いと高き神が人間の国を治めて、自分の意のままに人を立てられるということを、知るようになりました。 ベルシャザルよ、あなたは彼の子であって、この事をことごとく知っていながら、なお心を低くせず、 かえって天の主にむかって、みずから高ぶり、その宮の器物をあなたの前に持ってこさせ、あなたとあなたの大臣たちと、あなたの妻とそばめたちは、それをもって酒を飲み、そしてあなたは見ることも、聞くことも、物を知ることもできない金、銀、青銅、鉄、木、石の神々をほめたたえたが、あなたの命をその手ににぎり、あなたのすべての道をつかさどられる神をあがめようとはしなかった。 それゆえ、彼の前からこの手が出てきて、この文字が書きしるされたのです。 そのしるされた文字はこうです。メネ、メネ、テケル、ウパルシン。 その事の解き明かしはこうです、メネは神があなたの治世を数えて、これをその終りに至らせたことをいうのです。 テケルは、あなたがはかりで量られて、その量の足りないことがあらわれたことをいうのです。 ペレスは、あなたの国が分かたれて、メデアとペルシャの人々に与えられることをいうのです」。 そこでベルシャザルは命じて、ダニエルに紫の衣を着せ、金の鎖をその首にかけさせ、彼について布告を発して、彼は国の第三のつかさであると言わせた。 カルデヤびとの王ベルシャザルは、その夜のうちに殺され、 メデアびとダリヨスが、その国を受けた。この時ダリヨスは、おおよそ六十二歳であった。

ダニエル書 5:20-31 リビングバイブル (JCB)

こうして、先王の心がおごり高ぶった時、神は先王を位から退け、栄光を奪ったのです。 先王は宮殿から野に追われ、心も感情も動物と同じようになり、野ろばと共に住み、牛のように草を食べ、体は天の露にぬれました。そして先王もついに、いと高き方が人間の国々を支配し、御心にかなう者に国々を支配させることを悟ったのです。 その後継者であるあなたは、そのことをみな知っていながら、へりくだることをなさいませんでした。 それどころか、天の主に逆らい、主の神殿の杯をここに持って来させました。王も、高官たちも、王妃やそばめたちも、その杯でぶどう酒を飲み、金、銀、青銅、鉄、木、石でできた、見ることも聞くことも、悟ることもできない神々をほめたたえました。こうして、王にいのちの息を与え、王の人生を手中に握っている神をほめたたえなかったのです。 それで神は手の指を送り、この文字を書かせたのです。その文字は、『メネ』『メネ』『テケル』『パルシン』と読みます。 意味はこうです。『メネ』は、数えられたという意味で、神が王の治世の日数を数えて、その日がもう尽きたということです。 『テケル』は、はかりで量られたという意味で、王が神のはかりで量られ、審査に落ちたということです。 『パルシン』は、分割されたという意味で、王の国が分割されて、メディヤとペルシヤに与えられるということです。」 それから、ベルシャツァル王の命令で、ダニエルは紫の衣を着せられ、首に金の鎖をかけられ、王国で第三の支配者であると宣言されたのです。 その夜のうちに、カルデヤ人の王ベルシャツァルは殺され、 メディヤ人ダリヨスが都に入り、その国を支配するようになりました。時に、ダリヨスは六十二歳でした。