ダニエル書 7:8-17

ダニエル書 7:8-17 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出てきたが、この小さい角のために、さきの角のうち三つがその根から抜け落ちた。見よ、この小さい角には、人の目のような目があり、また大きな事を語る口があった。 わたしが見ていると、 もろもろのみ座が設けられて、 日の老いたる者が座しておられた。 その衣は雪のように白く、 頭の毛は混じりもののない羊の毛のようであった。 そのみ座は火の炎であり、 その車輪は燃える火であった。 彼の前から、ひと筋の火の流れが出てきた。 彼に仕える者は千々、 彼の前にはべる者は万々、 審判を行う者はその席に着き、 かずかずの書き物が開かれた。 わたしは、その角の語る大いなる言葉の声がするので見ていたが、わたしが見ている間にその獣は殺され、そのからだはそこなわれて、燃える火に投げ入れられた。 その他の獣はその主権を奪われたが、その命は、時と季節の来るまで延ばされた。 わたしはまた夜の幻のうちに見ていると、 見よ、人の子のような者が、 天の雲に乗ってきて、 日の老いたる者のもとに来ると、 その前に導かれた。 彼に主権と光栄と国とを賜い、 諸民、諸族、諸国語の者を彼に仕えさせた。 その主権は永遠の主権であって、 なくなることがなく、 その国は滅びることがない。 そこで、われダニエル、わがうちなる霊は憂え、わが脳中の幻は、わたしを悩ましたので、 わたしは、そこに立っている者のひとりに近寄って、このすべての事の真意を尋ねた。するとその者は、わたしにこの事の解き明かしを告げ知らせた。 『この四つの大きな獣は、地に起らんとする四人の王である。

ダニエル書 7:8-17 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出てきたが、この小さい角のために、さきの角のうち三つがその根から抜け落ちた。見よ、この小さい角には、人の目のような目があり、また大きな事を語る口があった。 わたしが見ていると、もろもろのみ座が設けられて、日の老いたる者が座しておられた。その衣は雪のように白く、頭の毛は混じりもののない羊の毛のようであった。そのみ座は火の炎であり、その車輪は燃える火であった。 彼の前から、ひと筋の火の流れが出てきた。彼に仕える者は千々、彼の前にはべる者は万々、審判を行う者はその席に着き、かずかずの書き物が開かれた。 わたしは、その角の語る大いなる言葉の声がするので見ていたが、わたしが見ている間にその獣は殺され、そのからだはそこなわれて、燃える火に投げ入れられた。 その他の獣はその主権を奪われたが、その命は、時と季節の来るまで延ばされた。 わたしはまた夜の幻のうちに見ていると、見よ、人の子のような者が、天の雲に乗ってきて、日の老いたる者のもとに来ると、その前に導かれた。 彼に主権と光栄と国とを賜い、諸民、諸族、諸国語の者を彼に仕えさせた。その主権は永遠の主権であって、なくなることがなく、その国は滅びることがない。 そこで、われダニエル、わがうちなる霊は憂え、わが脳中の幻は、わたしを悩ましたので、 わたしは、そこに立っている者のひとりに近寄って、このすべての事の真意を尋ねた。するとその者は、わたしにこの事の解き明かしを告げ知らせた。 『この四つの大きな獣は、地に起らんとする四人の王である。

ダニエル書 7:8-17 リビングバイブル (JCB)

その角を見ていると、突然、角の間から別の小さな角が出て来ました。そのために、最初の十本の角のうち三本が根こそぎ引き抜かれてしまいました。この小さな角には、人間の目と、大言壮語する口がついていました。 見ていると、幾つかの王座が備えられ、 全能の神が審判のため、 その座におつきになりました。 その衣は雪のように白く、 髪の毛は純白の羊毛のようでした。 燃える車輪で運ばれて来た火の王座に、 神は座りました。 神の前からは火の川が流れ出ていました。 何百万の御使いが神に仕えており、 何億という人が神の前に立って、 さばきを待っていました。 それから法廷が開かれ、 幾つかの書物が開かれたのです。 見ていると、あの残忍な第四の獣が殺され、体を焼かれてしまいました。全能の神に対して尊大にふるまい、その小さな角を誇っていたからです。 残りの三頭は、王国を取り上げられたものの、しばらくは生き延びることを許されました。 次に、人のように見えるお方が、 天からの雲に乗って来るのが見えました。 その方は、神の前に導かれました。 人のように見えるこの方は、 世界の国々を治める権力と栄光とを 与えられていました。 それで、どの国の民もみな、 この方に従わなければなりません。 この方の権力は永遠で、 決して終わることがありません。 その国は滅びることがないのです。 私は夢で見たことによって、すっかり混乱し、動揺しました。 そこで、王座のそばに立っている者の一人に近づき、見たことすべてについて、その意味を尋ねました。すると、次のように説明してくれたのです。 『四頭の巨大な獣は、のちに地上を治める四人の王を表している。

ダニエル書 7:8-17 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

その角を眺めていると、もう一本の小さな角が生えてきて、先の角のうち三本はそのために引き抜かれてしまった。この小さな角には人間のように目があり、また、口もあって尊大なことを語っていた。 なお見ていると、 王座が据えられ 「日の老いたる者」がそこに座した。 その衣は雪のように白く その白髪は清らかな羊の毛のようであった。 その王座は燃える炎 その車輪は燃える火 その前から火の川が流れ出ていた。 幾千人が御前に仕え 幾万人が御前に立った。 裁き主は席に着き 巻物が繰り広げられた。 さて、その間にもこの角は尊大なことを語り続けていたが、ついにその獣は殺され、死体は破壊されて燃え盛る火に投げ込まれた。 他の獣は権力を奪われたが、それぞれの定めの時まで生かしておかれた。 夜の幻をなお見ていると、 見よ、「人の子」のような者が天の雲に乗り 「日の老いたる者」の前に来て、そのもとに進み 権威、威光、王権を受けた。 諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え 彼の支配はとこしえに続き その統治は滅びることがない。 わたしダニエルは大いに憂い、頭に浮かんだこの幻に悩まされた。 そこに立っている人の一人に近づいてこれらのことの意味を尋ねると、彼はそれを説明し、解釈してくれた。 「これら四頭の大きな獣は、地上に起ころうとする四人の王である。