エレミヤ書 20:9-18

エレミヤ書 20:9-18 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

もしわたしが、「主のことは、重ねて言わない、このうえその名によって語る事はしない」と言えば、主の言葉がわたしの心にあって、燃える火のわが骨のうちに閉じこめられているようで、それを押えるのに疲れはてて、耐えることができません。 多くの人のささやくのを聞くからです。恐れが四方にあります。「告発せよ。さあ、彼を告発しよう」と言って、わが親しい友は皆わたしのつまずくのを、うかがっています。また、「彼は欺かれるだろう。そのとき、われわれは彼に勝って、あだを返すことができる」と言います。 しかし主は強い勇士のようにわたしと共におられる。それゆえ、わたしに迫りくる者はつまずき、わたしに打ち勝つことはできない。彼らは、なし遂げることができなくて、大いに恥をかく。その恥は、いつまでも忘れられることはない。 正しき者を試み、人の心と思いを見られる万軍の主よ、あなたが彼らに、あだを返されるのを見せてください。わたしはあなたに、わたしの訴えをお任せしたからです。 主に向かって歌い、主をほめたたえよ。主は貧しい者の命を、悪人の手から救われたからである。 わたしの生れた日はのろわれよ。母がわたしを産んだ日は祝福を受けるな。 わたしの父に「男の子が、生れました」と告げて、彼を大いに喜ばせた人は、のろわれよ。 その人は、主のあわれみを受けることなく、滅ぼされた町のようになれ。朝には、彼に叫びを聞かせ、昼には戦いの声を聞かせよ。 彼がわたしを胎内で殺さず、わが母をわたしの墓場となさず、その胎をいつまでも大きくしなかったからである。 なにゆえにわたしは胎内を出てきて、悩みと悲しみに会い、恥を受けて一生を過ごすのか。

エレミヤ書 20:9-18 リビングバイブル (JCB)

ところが、私は神の使者になることを やめるわけにはいきません。 二度と主のことを口にしないでおこう、 これ以上、神の名によって語るのはやめようと言うと、 私の心のうちにある神のことばは、 まるで火のように骨の中で燃えています。 そのため、苦しくてたまりません。 そのうえ、四方八方から脅す声が聞こえるので、 私はおじけづきます。 「彼を訴えてやろう」と、彼らは言います。 かつての友人でさえ、 私がつまずき倒れるのを待っています。 「きっと彼は、自分でしかけた罠に落ちる。 そうしたら、うんと仕返ししてやろう」と てぐすね引いて待っているのです。 しかし主は、偉大な勇士のように 私のそばに立っています。 この力ある恐ろしいお方の前で、 彼らは縮み上がります。彼らは私に歯が立ちません。 かえって恥をかき、徹底的に屈辱感を味わい、 一生、汚名を着せられるようになります。 ああ、天の軍勢の主よ。 正しい者を見分け、 人の心の奥底にある思いを調べるお方よ。 いっさいをお任せしますから、 あなたが彼らに復讐してください。 神よ、ありがとうございます。 私は神をたたえ、ほめ歌います。 困りきって哀れなこの私を、 迫害する者の手から救い出してくださったからです。 けれども、やはり、 私は自分が誕生した日をのろいたくなります。 父に、男の子が生まれたと報告した人は、 のろわれるがいい。 神が少しも手かげんせずに 打ち倒した昔の町々のように、滅ぼされてしまえ。 一日中、戦いの叫び声を聞いて おじけづけばいいのだ。 私が生まれた時に、 私を殺してくれなかったからだ。 母の胎内にいる時に死に、 そこが私の墓となっていたら、どんなによかったか。 どうして、私は生まれて来たのだろう。 悩みと悲しみと恥ばかりの一生だったのに。

エレミヤ書 20:9-18 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

主の名を口にすまい もうその名によって語るまい、と思っても 主の言葉は、わたしの心の中 骨の中に閉じ込められて 火のように燃え上がります。 押さえつけておこうとして わたしは疲れ果てました。 わたしの負けです。 わたしには聞こえています 多くの人の非難が。 「恐怖が四方から迫る」と彼らは言う。 「共に彼を弾劾しよう」と。 わたしの味方だった者も皆 わたしがつまずくのを待ち構えている。 「彼は惑わされて 我々は勝つことができる。 彼に復讐してやろう」と。 しかし主は、恐るべき勇士として わたしと共にいます。 それゆえ、わたしを迫害する者はつまずき 勝つことを得ず、成功することなく 甚だしく辱めを受ける。 それは忘れられることのない とこしえの恥辱である。 万軍の主よ 正義をもって人のはらわたと心を究め 見抜かれる方よ。 わたしに見させてください あなたが彼らに復讐されるのを。 わたしの訴えをあなたに打ち明け お任せします。 主に向かって歌い、主を賛美せよ。 主は貧しい人の魂を 悪事を謀る者の手から助け出される。 呪われよ、わたしの生まれた日は。 母がわたしを産んだ日は祝福されてはならない。 呪われよ、父に良い知らせをもたらし あなたに男の子が生まれたと言って 大いに喜ばせた人は。 その人は、憐れみを受けることなく 主に滅ぼされる町のように 朝には助けを求める叫びを聞き 昼には鬨の声を聞くであろう。 その日は、わたしを母の胎内で殺さず 母をわたしの墓とせず はらんだその胎を そのままにしておかなかったから。 なぜ、わたしは母の胎から出て労苦と嘆きに遭い 生涯を恥の中に終わらねばならないのか。

エレミヤ書 20:9-18 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

もしわたしが、「主のことは、重ねて言わない、 このうえその名によって語る事はしない」と言えば、 主の言葉がわたしの心にあって、燃える火の わが骨のうちに閉じこめられているようで、 それを押えるのに疲れはてて、 耐えることができません。 多くの人のささやくのを聞くからです。 恐れが四方にあります。 「告発せよ。さあ、彼を告発しよう」と 言って、わが親しい友は皆 わたしのつまずくのを、うかがっています。 また、「彼は欺かれるだろう。 そのとき、われわれは彼に勝って、 あだを返すことができる」と言います。 しかし主は強い勇士のように わたしと共におられる。 それゆえ、わたしに迫りくる者はつまずき、 わたしに打ち勝つことはできない。 彼らは、なし遂げることができなくて、 大いに恥をかく。 その恥は、いつまでも忘れられることはない。 正しき者を試み、 人の心と思いを見られる万軍の主よ、 あなたが彼らに、 あだを返されるのを見せてください。 わたしはあなたに、わたしの訴えを お任せしたからです。 主に向かって歌い、主をほめたたえよ。 主は貧しい者の命を、 悪人の手から救われたからである。 わたしの生れた日はのろわれよ。 母がわたしを産んだ日は祝福を受けるな。 わたしの父に「男の子が、生れました」と告げて、 彼を大いに喜ばせた人は、のろわれよ。 その人は、主のあわれみを受けることなく、 滅ぼされた町のようになれ。 朝には、彼に叫びを聞かせ、 昼には戦いの声を聞かせよ。 彼がわたしを胎内で殺さず、 わが母をわたしの墓場となさず、 その胎をいつまでも大きくしなかったからである。 なにゆえにわたしは胎内を出てきて、 悩みと悲しみに会い、恥を受けて一生を過ごすのか。