ヨブ記 28:1-18

ヨブ記 28:1-18 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

しろがねには掘り出す穴があり、精錬するこがねには出どころがある。 くろがねは土から取り、あかがねは石から溶かして取る。 人は暗やみを破り、いやはてまでも尋ねきわめて、暗やみおよび暗黒の中から鉱石を取る。 彼らは人の住む所を離れて縦穴をうがち、道行く人に忘れられ、人を離れて身をつりさげ、揺れ動く。 地はそこから食物を出す。その下は火でくつがえされるようにくつがえる。 その石はサファイヤのある所、そこにはまた金塊がある。 その道は猛禽も知らず、たかの目もこれを見ず、 猛獣もこれを踏まず、ししもこれを通らなかった。 人は堅い岩に手をくだして、山を根元からくつがえす。 彼は岩に坑道を掘り、その目はもろもろの尊い物を見る。 彼は水路をふさいで、漏れないようにし、隠れた物を光に取り出す。 しかし知恵はどこに見いだされるか。悟りのある所はどこか。 人はそこに至る道を知らない、また生ける者の地でそれを獲ることができない。 淵は言う、『それはわたしのうちにない』と。また海は言う、『わたしのもとにない』と。 精金もこれと換えることはできない。銀も量ってその価とすることはできない。 オフルの金をもってしても、その価を量ることはできない。尊い縞めのうも、サファイヤも同様である。 こがねも、玻璃もこれに並ぶことができない。また精金の器物もこれと換えることができない。 さんごも水晶も言うに足りない。知恵を得るのは真珠を得るのにまさる。

ヨブ記 28:1-18 リビングバイブル (JCB)

人は銀を掘り出し、金を精錬し、 地から鉄をとり、石を溶かして銅をとる。 暗闇に明かりをともして縦坑を掘り、 地底の神秘を探る。 体に縄をかけ、死の陰に覆われた暗い穴の中に つるされて、揺れ動きながら降りて行く。 人は地の表面から食物を得る方法を知っているが、 地の下では火が燃えている。 人はサファイヤや砂金のありかを知っている。 これらの宝は、猛禽も見たことがなく、 鷲の目に触れたこともない。 鉱山のふところ深く眠っているからだ。 野獣もそれを踏んだことがなく、 ライオンもその上に爪を立てたことがない。 人は堅い岩を割り、山々をふもとからくつがえす。 岩山にトンネルを掘り、貴金属を露出させ、 川をせき止め、砂を洗って金をとる。 こんなにも巧みに宝石を見つける人間も、 どこで知恵と悟りを見つけたらよいか知らない。 どのようにしてそれを手に入れるかわからない。 実際、それは地上には見いだされない。 大洋は、『ここにはない』と言い、 海は、『ここにもない』と答える。 それは金や銀で買い取ることはできないし、 オフィルの金や高価なしまめのう、 それにサファイヤを山と積んでも、 譲ってはもらえない。 知恵は、金や高価なガラス細工より はるかに価値がある。 宝石をちりばめた純金の器も 知恵とは交換してもらえない。 さんごや水晶を差し出しても、 知恵を得ることはできない。 知恵の値段はルビーよりもけたはずれに高い。

ヨブ記 28:1-18 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

銀は銀山に産し 金は金山で精錬する。 鉄は砂から採り出し 銅は岩を溶かして得る。 人は暗黒の果てまでも行き 死の闇の奥底をも究めて鉱石を捜す。 地上からはるか深く坑道を掘り 行き交う人に忘れられ 地下深く身をつり下げて揺れている。 食物を産み出す大地も 下は火のように沸き返っている。 鉱石にはサファイアも混じり 金の粒も含まれている。 猛禽もその道を知らず はげ鷹の目すら、それを見つけることはできない。 獅子もそこを通らず あの誇り高い獣もそこを踏んだことはない。 だが人は、硬い岩にまで手を伸ばし 山を基から掘り返す。 岩を切り裂いて進み 価値あるものを見落とすことはない。 川の源をせき止め 水に隠れていたものも光のもとに出す。 では、知恵はどこに見いだされるのか 分別はどこにあるのか。 人間はそれが備えられた場を知らない。 それは命あるものの地には見いだされない。 深い淵は言う 「わたしの中にはない。」 海も言う 「わたしのところにもない。」 知恵は純金によっても買えず 銀幾らと価を定めることもできない。 オフィルの金も美しい縞めのうも サファイアも、これに並ぶことはできない。 金も宝玉も知恵に比べられず 純金の器すらこれに値しない。 さんごや水晶は言うに及ばず 真珠よりも知恵は得がたい。

ヨブ記 28:1-18 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

しろがねには掘り出す穴があり、 精錬するこがねには出どころがある。 くろがねは土から取り、 あかがねは石から溶かして取る。 人は暗やみを破り、 いやはてまでも尋ねきわめて、 暗やみおよび暗黒の中から鉱石を取る。 彼らは人の住む所を離れて縦穴をうがち、 道行く人に忘れられ、 人を離れて身をつりさげ、揺れ動く。 地はそこから食物を出す。 その下は火でくつがえされるようにくつがえる。 その石はサファイヤのある所、 そこにはまた金塊がある。 その道は猛禽も知らず、たかの目もこれを見ず、 猛獣もこれを踏まず、ししもこれを通らなかった。 人は堅い岩に手をくだして、 山を根元からくつがえす。 彼は岩に坑道を掘り、 その目はもろもろの尊い物を見る。 彼は水路をふさいで、漏れないようにし、 隠れた物を光に取り出す。 しかし知恵はどこに見いだされるか。 悟りのある所はどこか。 人はそこに至る道を知らない、 また生ける者の地でそれを獲ることができない。 淵は言う、『それはわたしのうちにない』と。 また海は言う、『わたしのもとにない』と。 精金もこれと換えることはできない。 銀も量ってその価とすることはできない。 オフルの金をもってしても、 その価を量ることはできない。 尊い縞めのうも、サファイヤも同様である。 こがねも、玻璃もこれに並ぶことができない。 また精金の器物もこれと換えることができない。 さんごも水晶も言うに足りない。 知恵を得るのは真珠を得るのにまさる。