ヨブ記 8:1-13

ヨブ記 8:1-13 新共同訳

シュア人ビルダドは話し始めた。 いつまで、そんなことを言っているのか。 あなたの口の言葉は激しい風のようだ。 神が裁きを曲げられるだろうか。 全能者が正義を曲げられるだろうか。 あなたの子らが 神に対して過ちを犯したからこそ 彼らをその罪の手にゆだねられたのだ。 あなたが神を捜し求め 全能者に憐れみを乞うなら また、あなたが潔白な正しい人であるなら 神は必ずあなたを顧み あなたの権利を認めて あなたの家を元どおりにしてくださる。 過去のあなたは小さなものであったが 未来のあなたは非常に大きくなるであろう。 過去の世代に尋ねるがよい。 父祖の究めたところを確かめてみるがよい。 わたしたちはほんの昨日からの存在で 何も分かってはいないのだから。 地上での日々は影にすぎない。 父祖はあなたを教え導き 心に悟ったところから語りかけるであろう。 沼地でもない所で、パピルスが育とうか 水もないところで葦が茂ろうか。 芽を出すや否や、切られもしないのに どんな草よりも早く枯れる。 すべて神を忘れる者の道はこのようだ。 神を無視する者の望みは消えうせ