「ユダの罪は、鉄の筆、金剛石のとがりをもってしるされ、彼らの心の碑と、祭壇の角に彫りつけられている。 彼らの子供たちは青木の下と、高い丘の上、野の山の上にある祭壇とアシラのことを覚えている。 わたしはあなたの富とすべての宝とを、あなたの全領域の内で犯した罪の代価として、ぶんどり物とならせる。 わたしがあなたに与えた嗣業からあなたは手をはなすようになる。またわたしは、あなたの知らない地で、あなたの敵に仕えさせる。わたしの怒りによって、火は点じられ、いつまでも燃え続けるからである」。 主はこう言われる、 「おおよそ人を頼みとし肉なる者を自分の腕とし、 その心が主を離れている人は、のろわれる。 彼は荒野に育つ小さい木のように、 何も良いことの来るのを見ない。 荒野の、干上がった所に住み、 人の住まない塩地にいる。 おおよそ主にたより、 主を頼みとする人はさいわいである。 彼は水のほとりに植えた木のようで、 その根を川にのばし、 暑さにあっても恐れることはない。 その葉は常に青く、 ひでりの年にも憂えることなく、 絶えず実を結ぶ」。 心はよろずの物よりも偽るもので、 はなはだしく悪に染まっている。 だれがこれを、よく知ることができようか。 「主であるわたしは心を探り、思いを試みる。 おのおのに、その道にしたがい、 その行いの実によって報いをするためである」。 しゃこが自分が産んだのではない卵を抱くように、 不正な財産を得る者がある。 その人は一生の半ばにそれから離れて、 その終りには愚かな者となる。 初めから高くあげられた栄えあるみ座は、 われわれの聖所のある所である。
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