干ぶどうをもって、わたしに力をつけ、 りんごをもって、わたしに元気をつけてください。 わたしは愛のために病みわずらっているのです。 どうか、彼の左の手がわたしの頭の下にあり、 右の手がわたしを抱いてくれるように。 エルサレムの娘たちよ、 わたしは、かもしかと野の雌じかをさして、 あなたがたに誓い、お願いする、 愛のおのずから起るときまでは、 ことさらに呼び起すことも、 さますこともしないように。 わが愛する者の声が聞える。 見よ、彼は山をとび、丘をおどり越えて来る。 わが愛する者はかもしかのごとく、 若い雄じかのようです。 見よ、彼はわたしたちの壁のうしろに立ち、 窓からのぞき、格子からうかがっている。 わが愛する者はわたしに語って言う、 「わが愛する者よ、わが麗しき者よ、 立って、出てきなさい。 見よ、冬は過ぎ、 雨もやんで、すでに去り、
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