箴言 17:1-14

箴言 17:1-14 JA1955

平穏であって、ひとかたまりのかわいたパンのあるのは、争いがあって、食物の豊かな家にまさる。 賢いしもべは身持の悪いむすこを治め、かつ、その兄弟たちの中にあって、資産の分け前を獲る。 銀を試みるものはるつぼ、金を試みるものは炉、人の心を試みるものは主である。 悪を行う者は偽りのくちびるに聞き、偽りをいう者は悪しき舌に耳を傾ける。 貧しい者をあざける者はその造り主を侮る、人の災を喜ぶ者は罰を免れない。 孫は老人の冠である、父は子の栄えである。 すぐれた言葉は愚かな者には似合わない、まして偽りを言うくちびるは君たる者には似合わない。 まいないはこれを贈る人の目には幸運の玉のようだ、その向かう所、どこでも彼は栄える。 愛を追い求める人は人のあやまちをゆるす、人のことを言いふらす者は友を離れさせる。 一度の戒めがさとき人に徹するのは、百度の懲らしめが愚かな人に徹するよりも深い。 悪しき者はただ、そむく事のみを求める、それゆえ、彼に向かっては残忍な使者がつかわされる。 愚かな者が愚かな事をするのに会うよりは、子をとられた雌ぐまに会うほうがよい。 悪をもて善に報いる者は、悪がその家を離れることがない。 争いの初めは水がもれるのに似ている、それゆえ、けんかの起らないうちにそれをやめよ。