ヨエル書 2:1-10

ヨエル書 2:1-10 JCB

さあ、エルサレムに警報を鳴らせ。 わたしの聖なる山に警告の角笛を響かせよ。 すべての者よ、恐れおののけ。 主のさばきの日が近づいているからだ。 それは陰うつな暗闇の日、暗雲の重く垂れ込めた日。 なんという大軍か。 山々を夜のように覆い尽くしている。 なんと大きく、何と強力な「民」であることか。 このような民は、 世界が始まって以来見たこともないし、 これから見ることもないだろう。 その行く先々に火の手が上がり、回りにも広がる。 前には、エデンの園のように美しい地が 広がっているが、彼らはそれを根こそぎ破壊する。 まるで小馬のように、すばやく駆け回る。 山々の頂を跳びはねる様子を見よ。 そのざわめきに耳を傾けよ。 まるで戦車の押し寄せる響きか、 野原をなめ尽くす炎の音のよう、 また、戦場に突入する強大な軍隊のようである。 迎える民は、恐怖のあまり青ざめる。 その「兵士」は歩兵のように突撃し、 えり抜きの精兵のように城壁をよじ登る。 列を乱すことなく、まっすぐに進む。 互いに群がることもなく、整然と行進する。 どんな武器も、彼らを止めることができない。 たちまち町に殺到し、城壁をよじ登る。 窓から押し入る強盗のように、家々の壁をもよじ登る。 彼らの前で、地は揺れ動き、天も震え上がる。 太陽と月は光を失い、星も姿を消す。

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