ヨエル書 2:1-10

ヨエル書 2:1-10 Japanese: 聖書 口語訳 (口語訳)

あなたがたはシオンで ラッパを吹け。 わが聖なる山で警報を吹きならせ。 国の民はみな、ふるいわななけ。 主の日が来るからである。 それは近い。 これは暗く、薄暗い日、 雲の群がるまっくらな日である。 多くの強い民が 暗やみのようにもろもろの山をおおう。 このようなことは昔からあったことがなく、 後の代々の年にも再び起ることがないであろう。 火は彼らの前を焼き、炎は彼らの後に燃える。 彼らのこない前には、 地はエデンの園のようであるが、 その去った後は荒れ果てた野のようになる。 これをのがれうるものは一つもない。 そのかたちは馬のかたちのようであり、 その走ることは軍馬のようである。 山の頂でとびおどる音は、 戦車のとどろくようである。 また刈り株を焼く火の炎の音のようであり、 戦いの備えをした強い軍隊のようである。 その前にもろもろの民はなやみ、 すべての顔は色を失う。 彼らは勇士のように走り、 兵士のように城壁によじ登る。 彼らはおのおの自分の道を進んで行って、 その道を踏みはずさない。 彼らは互におしあわず、おのおのその道を進み行く。 彼らは武器の中にとびこんでも、身をそこなわない。 彼らは町にとび入り、城壁の上を走り、 家々によじ登り、盗びとのように窓からはいる。 地は彼らの前におののき、天はふるい、 日も月も暗くなり、星はその光を失う。

ヨエル書 2:1-10 Colloquial Japanese (1955) (JA1955)

あなたがたはシオンでラッパを吹け。わが聖なる山で警報を吹きならせ。国の民はみな、ふるいわななけ。主の日が来るからである。それは近い。 これは暗く、薄暗い日、雲の群がるまっくらな日である。多くの強い民が暗やみのようにもろもろの山をおおう。このようなことは昔からあったことがなく、後の代々の年にも再び起ることがないであろう。 火は彼らの前を焼き、炎は彼らの後に燃える。彼らのこない前には、地はエデンの園のようであるが、その去った後は荒れ果てた野のようになる。これをのがれうるものは一つもない。 そのかたちは馬のかたちのようであり、その走ることは軍馬のようである。 山の頂でとびおどる音は、戦車のとどろくようである。また刈り株を焼く火の炎の音のようであり、戦いの備えをした強い軍隊のようである。 その前にもろもろの民はなやみ、すべての顔は色を失う。 彼らは勇士のように走り、兵士のように城壁によじ登る。彼らはおのおの自分の道を進んで行って、その道を踏みはずさない。 彼らは互におしあわず、おのおのその道を進み行く。彼らは武器の中にとびこんでも、身をそこなわない。 彼らは町にとび入り、城壁の上を走り、家々によじ登り、盗びとのように窓からはいる。 地は彼らの前におののき、天はふるい、日も月も暗くなり、星はその光を失う。

ヨエル書 2:1-10 リビングバイブル (JCB)

さあ、エルサレムに警報を鳴らせ。 わたしの聖なる山に警告の角笛を響かせよ。 すべての者よ、恐れおののけ。 主のさばきの日が近づいているからだ。 それは陰うつな暗闇の日、暗雲の重く垂れ込めた日。 なんという大軍か。 山々を夜のように覆い尽くしている。 なんと大きく、何と強力な「民」であることか。 このような民は、 世界が始まって以来見たこともないし、 これから見ることもないだろう。 その行く先々に火の手が上がり、回りにも広がる。 前には、エデンの園のように美しい地が 広がっているが、彼らはそれを根こそぎ破壊する。 まるで小馬のように、すばやく駆け回る。 山々の頂を跳びはねる様子を見よ。 そのざわめきに耳を傾けよ。 まるで戦車の押し寄せる響きか、 野原をなめ尽くす炎の音のよう、 また、戦場に突入する強大な軍隊のようである。 迎える民は、恐怖のあまり青ざめる。 その「兵士」は歩兵のように突撃し、 えり抜きの精兵のように城壁をよじ登る。 列を乱すことなく、まっすぐに進む。 互いに群がることもなく、整然と行進する。 どんな武器も、彼らを止めることができない。 たちまち町に殺到し、城壁をよじ登る。 窓から押し入る強盗のように、家々の壁をもよじ登る。 彼らの前で、地は揺れ動き、天も震え上がる。 太陽と月は光を失い、星も姿を消す。

ヨエル書 2:1-10 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 (新共同訳)

シオンで角笛を吹き わが聖なる山で鬨の声をあげよ。 この国に住む者は皆、おののけ。 主の日が来る、主の日が近づく。 それは闇と暗黒の日、雲と濃霧の日である。 強大で数多い民が 山々に広がる曙の光のように襲ってくる。 このようなことは、かつて起こったことがなく これから後も、代々再び起こることはない。 彼らの行く手を、火が焼き尽くし 彼らの後ろには燃える炎が続く。 彼らの来る前、この国はエデンの園のようであった。 彼らの去った後には、滅びの荒れ野が残る。 何ものもこれを逃れえない。 その姿は馬のようで 軍馬のように駆ける。 戦車のような響きをたてて山の頂を駆け巡り わらを焼く炎のような音をたてる。 これは戦いの備えをした強大な民の姿だ。 その前に、諸国の民はもだえ どの顔も色を失う。 彼らは勇士のように走り 戦士のように城壁をよじ登る。 おのおの自分の道を進み 進路を外れることはない。 互いに押し合うことなく 自分の前に敷かれた大路を進む。 たとえ投げ槍の間に突進しても ひるむことはない。 町の中を駆け巡り 城壁の上を走り 家々によじ登り 盗人のように窓から入り込む。 その前に、地はおののき、天は震える。 太陽も月も暗くなり、星も光を失う。