詩篇 22:1-11

詩篇 22:1-11 JCB

神よ、私の神よ。 どうして、私をお見捨てになったのですか。 どうして、助けるどころか、 うめきさえ聞いてくださらないのですか。 私は昼となく夜となく泣いては、 助けを叫び求めていますのに、 あなたは答えてくださいません。 しかし、あなたはきよいお方です。 私たちの先祖の賛美が、 御座を取り囲んでいました。 あなたに信頼していた彼らを、 あなたは助け出してくださいました。 彼らの叫びを聞いて、救い出してくださいました。 助けを求める人々を、ただの一度も 失望に終わらせなかったのです。 しかし、私は虫けら同然で人間ではありません。 同国人ばかりか、すべての人々から さげすまれています。 私を見ると、だれもがあざけり、 冷笑し、肩をすくめます。 彼らは、こう言って笑います。 「これが、主に重荷を肩代わりしてもらった という男なのか。 主のお気に入りだとうぬぼれていたやつか。 主に助け出されるところを 見せてもらおうではないか。 そうしたら信じてやってもいい。」 主よ、以前はいつも 助けてくださったではありませんか。 母の胎から安全に取り上げ、幼い日々も、 無事に過ごさせてくださったではありませんか。 私は生まれてこのかた、 ずっと主を頼りとして生きてきたのです。 主はいつも私の神でした。 今になって、置き去りにしないでください。 苦難が近づいており、主のほかだれも、 私を助けることはできないのです。