聖霊様とは?サンプル
聖霊様、あなたですか?
数日前に、ラジオが手品のようだと話したことを覚えていますか?不思議に思えることでも、ラジオ電波、電波塔やアンテナのことを少しでも知っていればそれほど驚くこともないでしょう。聖霊様の御声を聞くのはそれに似ています。驚きを失うことは決してありませんが、神様がどのように語ってくださるのかを学んでいくと、それは自然なことと感じるようになります。
では、私たちの頭の中で聞こえる声が実際に聖霊様の御声であるとどうしたらわかるのでしょうか?思うほど難しくはありません。神様はあなたに話しかけたいと願われていること、私たちは神様の御声が聞こえるように造られていることを忘れないでください。これは神様からの御声、思いなのだろうか、と考える時には確かめる簡単な方法があります。
まず、聖書で確かめてみましょう。「こうしなさい」と頭に浮かんだことが、聖書に書かれている神様の御性質と違ってはいませんか?もし違うのであれば、おそらくそれは聖霊様ではありません。神様は偽ることは決してありません。そして神様は、罪を犯したり選択を誤ったりする道へ私たちを導くこともありません。神様は私たち人類を深く愛されています。あなたが好きになれないような人でさえも神様は愛しておられます。
ですから、時に神様は、私たちがしたくないと思うようなこともするようにと言われます。たとえば、あなたを傷つけた人にやり直す機会を与えること、本来の自分なら見て見ぬ振りをしたくなるような人を励ましてあげることなどです。
聖書を読むことがとても大切なのは、このためです。あなたが聖書を読んだことを聖霊様が用いてくださり、神様の御性質について教えてくださいます。それであなたは、神様の御声を聞いた時に、それが神様からであるとわかるようになります。
次に、頭の声が自分の欲ではないか試してみましょう。人間は本来自己中心的です。もし頭で聞こえる声が自己本位なことではなく、まず他人のことを考えるようにと語るようであれば、それはおそらく聖霊様の御声でしょう。両親や先生から何か良いことをするようにと勧められて、自分ではそれをあまりしたいと思わない時があるでしょう。内心抵抗したい気持ちです。小さな反抗的な声、それは神様からではありません。楽なことをするのではなく、正しいことをするように語る声、それならば聖霊様からと言えるでしょう。
そして最後に、その声が悪魔の仕業ではないかを試すことです。その違いぐらいはっきりわかると思うかもしれませんが、あなたがあまり聖書から学んでいなければ、悪魔の声が何か良いもののように聞こえ、混乱しやすくなります。悪魔は、いつも物事を良く見せようとします。しかし聖霊様が働かれて与えてくださるものには、判別する力もあります。つまり、神様からではなく、悪魔から来たものに対し、あなたが気付けるようにと聖霊様は手助けをしてくださいます。頭の中で「こうしなさい」という声がどうも少し奇妙に感じる、なぜかはどうも正確に突き止められない、というような時、それはおそらく、間違った声であることをあなたが見わけられるように聖霊様が手助けをしてくださっているのです。
時に人は神様の御名を紋所のように振りかざし、くだらないことや傷つくことを口にしたり、おこなったりすることがあります。そういうことはやめましょう。神様があなたに語られていると思っておこなったことが人を傷つけてしまうならば、それはおそらく神様からではありません。
実はもう一つ、確かめるのに良い方法がガラテヤ人への手紙の中にあります。御霊の実です。愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実。聖霊様が促されることは、御霊の実が結果として現れます。時々聖霊様はあなたにもう少し愛を持つようにと語ります。または寛容に、そして慈愛を示すようにと。聖霊様はそれと逆のことを願われることは決してありません。気短で、憎しみに満ちるようにとは決して願われないのです。
素晴らしいことに、あなたが神様に喜んでもらおうとすれば、あなたのその心の意思を神様は非常に尊重してくださいます。そして神様の御声をはっきりわかるようにしてくださいます。イエス様は、「わたしの羊はわたしの声に聞き従う。」と言われました。ですから心配することはありません。イエス様が語られる時、あなたはわかるようになります。
明日は、今までの学びをまとめます。聖霊様がどのようなお方で、どのように語られるのかもうわかったでしょう。これから、聖霊様と会話を始めていきましょう。
この読書プランについて
聖霊様はあなたの内に住まわれる神様で、あなたの心に語り、神様に近づけるように導いてくださいます。聖霊様は、あなたが正しいことをするように、そのうえ神様の働きができるようにと常に励ましてくださいます。あなたの人生が変えられるような選択や行動ができるように助けようとあなたの内にいてくださるのです。この六日間の学びを通して、聖霊様がどのようなお方なのかという理解を具体的に深めていきましょう。そして聖霊様なくしては、信仰者として歩んでいくことができない理由も学んでいきましょう。
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