賛美を住まいとされる主 ─ 真の礼拝者として生きるサンプル
鎖を解き放つ解放を得る
賛美は私たちの鎖や縄目を解き放ちます。パウロとシラスも獄中で鎖に縛られていた中で賛美を捧げていた時に、大地震が起こり、たちまち扉が開き、鎖が解けてしまう経験をしました(使徒行伝 16:24-33)。
「真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌いつづけたが、囚人たちは耳をすまして聞きいっていた。ところが突然、大地震が起って、獄の土台が揺れ動き、戸は全部たちまち開いて、みんなの者の鎖が解けてしまった。」(使徒行伝 16:25-26 口語訳)
彼らは奥の牢に入れられ、足には足かせが掛けられていました(使徒行伝 16:24)。そんな中でも賛美をし、祈りを捧げていました。他の囚人たちも聞き入るほどに声をあげて賛美をしていたのです(使徒行伝16:25)。
喜んでいられる、嬉しい、楽しい時に賛美することは、ある意味自然で楽なことかもしれません。でも獄中で鎖がかけられた状況の中で賛美をすることは自分のしっかりした意志、決断と信仰が必要です。
ひとたび賛美を始め、続けて主をほめたたえていくと、主の御手が動き、鉄の扉が開かれ、私たちの目の前に道が開かれていくのです。
これらの聖書箇所からいくつかを学ぶことができます。
苦しい時、どんな時でも賛美する
自分の置かれた状況や環境を顧みず、心を解き放つ賛美をするときに自分を縛っている鎖が解かれる。
賛美と祈りは鎖を解き放つ
声を出して賛美をするときに、不思議な主の御手が動き、天使の軍勢が私たちを解放してくれる。
自分の鎖の解放の働きが周りの人をも解放する
自分の解放が起こるとき、周りの人の覆いや鎖も解き放たれ自由にされる。
苦しいとき、悲しいときにこそ、あえて感謝と賛美を捧げましょう。そのとき人知を超えて主の御手が動かされ、周りの状況や今まで自分を縛っていたものから解放されていることに気づくようになります。
今日の聖書箇所をもう一度読んで、まさに今、声を出して主に感謝してほめたたえる歌を歌いましょう。きっと心に何か不思議な喜びや希望が湧き上がってくるでしょう。また、受け取ったことを、できれば誰かと共有しましょう。
- 心に心配ごとや悩みがあるなら、声に出して主を賛美しましょう。
- 会衆や人前ではなく、一人でいるときに賛美しましょう。
- 賛美の中で主の御手が動き、周りの状況が変えられていくことを想像しながら、感謝しましょう。
この読書プランについて
賛美は、ただ楽器を演奏し、歌を歌うことだけではありません。私たちが霊とまことによって主を礼拝する時、天が開き、賛美の中に住まわれる主に出会います。主との親しい交わりの中で、真の礼拝者としての心を受け取り、主に触れられて、私たちは永遠に変えられるのです。賛美はまた、霊的な領域に大きな影響を及ぼします。私たちが主を礼拝する時、御国の現実がこの地上に降りてくるのです。9日間のプランで、真の礼拝者としての生き方を見ていきましょう。
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