放蕩息子の一変に学ぶ（Kyle Idleman）サンプル

「二人の息子に対する神様の愛」

父の行動を見て、兄は憤りました。この兄は懸命に働き、誠実に畑の世話をしていたかもしれませんが、父の家の中で失われていました。

気づくこともなく、正直さもなく、行動もありませんでした。

実は、兄もまた放蕩息子だったのです。そして、同じく父から心が離れていました。失われていることが自覚できなかったのです。Tim Keller氏はこう解釈してます。「悪い息子は悪いことをして自分を見失い、よい息子は良いことをして自分を見失ってしまった」

あなたは神の国から離れたことが一度もないかもしれません。敬虔な信仰心を持ち、すべての規則に従っているかもしれません。神の国から遠いところにいる人々に、実にこれらのことが必要であるという気持ちでこの本を読んでいるかもしれません。ひょっとすると、イエス様が語りかけているのはあなたかもしれません。

兄が畑から帰ってくるところで、幸運にも、父は祝いの場を後にして兄のところに行きました。父は直接、兄に語りかけました。

ここから神様について何がわかるでしょうか？神様は私たちと親しい関係を持ちたいと切に願っておられるのです。たとえ、あなたの人生が兄のようであっても、弟のようであってもです。

軽々しい選択、向こう見ずな生活によって、弟から侮辱された後でさえ、父は抱きしめて接吻しました。きつい言葉を浴びせられ、無礼な態度で接された後でも、父は愛情を持って説明しました。その昔、家長は決して説明をする必要はありませんでした。また家庭は民主主義ではなく、家長に絶対権がありました。しかし、父は怒っている兄に対して、穏やかに忍耐と愛情をもって答えられました。

神様は正義を要求する怖い父親であると想像してしまいますが、イエス様を通して、神様の愛情を受けるに値しない私たちに対して、惜しみない愛情を注いてくださる方なのです。結局のところ、ルカによる福音書15章の物語は、二人の放蕩息子についてではありません。無条件に私たちを愛してくださる父親についての物語なのです。

* あなたが罪を犯してしまった時、神様をどう思い描きますか？また、神様はあなたのことをどう思うでしょうか？神様の決して尽きることのない永遠の愛が、AHAの過程でどうあなたに力を与えてくれますか？

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