渇くこと

「こう言われて、ふと気がつくと、なんと井戸があるではありませんか。」創世記21章19節 (JCB)

こう言われて、ふと気がつくと、なんと井戸があるではありませんか。神がハガルの目を開いたので、彼女は井戸を見つけることができたのです。彼女は喜んで水を皮袋の口までいっぱいにし、息子にも飲ませました。

何もない、誰もいない切羽詰まった状況の中で、神が絶対的な力で荒野に導かれた時、私は神の愛を見つけました。そして、やっと他に目を向けることをやめ、神に目を向けると、神が私の必要な全てであることがわかりました。

私はハガルのように砂漠で井戸を見ることを覚え、井戸から水を飲むことを覚えました。私の目は、主を見るために開かれました（ヨブ記42章5節）。荒野は、いつまでも渇くことのない井戸で渇きを潤せるのを学ぶ場所です。

純潔の旅は、これまで自分の力で満たそうとしてきた心の中の必要を探り、神の霊によってのみ満たされるべき必要はどこであるかを見極めることです。

人間は霊的かつ肉的な存在であり、物理的な必要（衣食住など）が物理的なものによって満たされるのと同じように、霊的な必要（神の継続的な愛、神における真の満たしなど）は神によってのみ満たされることができるのです。もし私たちが神から離れ、霊的な必要を自分の肉で井戸を掘って満たそうとするなら、その井戸には水がたまらず、絶えず渇いていることでしょう（エレミヤ2章13節）。

神が霊的な必要を満たして下さることを経験し、人生のどの時期においても満たされて過ごすことを学べば、また、神が与えて下さる物理的な祝福も楽しめます。もし霊的な必要よりも物理的な必要を優先するなら、私はいつまでも渇いたままでしょう。そして本来は神によってのみ満たされるべき領域において、私が周囲の人々に自分を満足させるように期待してしまい、人々は私に対して不満を感じ、渇いてしまうでしょう。

私たちは、二度と渇くことのない民として、生ける水の泉である主から飲むように招かれているのです。

イエスと話す

今日の箇所を読みながら、これらの質問をイエスのところに持って行き、話しましょう。

• 私が自分のやり方で満たそうとしてきた心の中の必要を示し、どれが霊的な必要で、あなたによってのみ満たすことができるかを教えてください。
• 私の人生の中で、「水のたまらない井戸」を掘ってしまったところ、つまり、私の渇きを癒すために他のものに目を向けてしまったところを教えてください。
• これらの必要を満たすために、生ける水の泉であるあなたに立ち返るとは、どのようなことか教えてください。

祈り： 主よ、私の目を開いて、あなたを見ることができるようにしてください。私は生ける水の泉であるあなたから飲んで、もう二度と渇くことがないようにしたいのです。それがどういうことなのか私に教えてください。