ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅サンプル

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

40日中 18日

ローマの総督であるポンティウス・ピラトの許可がなければ、宮の司祭長はイエスを処刑することができません。だから彼らは、イエスがローマ皇帝に対する革命を引き起こす謀反の王であるという作り話をしているのです。ピラトは「汝はユダヤ人の王なるか?」と、イエスに尋ねます。イエスは答えて言います、「汝の言うがごとし。」ピラトはイエスに咎がなく、死に当たるべき業をしなかったことを見て取りますが、祭司長たちはイエスが危険だと言い募ります。そこで、イエスがヘロデのもとに送られ、傷と血にまみれた姿になってピラトに戻された後、二人は恐ろしい計画で折り合いを付けます。ピラトは、イエスの代わりにバラバという名のローマに対する実際の反逆者を釈放します。無実の者がありもしない罪を着せられて引き渡されます。

イエスは他の二人の犯罪人と一緒に引きゆかれ、ローマの処刑台に釘で打ち付けられます。イエスを見ようとして群衆が大勢集まります。人々はイエスの衣をくじ引きで分け合い、嘲って言いました、「なんじがメシアの王なら、自分自身を救うがよい!」しかし、イエスは最後まで自分の敵を愛します。彼は死刑執行者の赦しを求め、また彼の傍らで死刑に処せられようとしている犯罪者の一人に希望を与え、言います、「今日なんじは我とともにパラダイスにあるべし。」

日が光をうしなって暗くなり、聖所の幕が真ん中から裂けます。そのときイエスは大声に叫んで「父よ、我が霊をみ手に委ねます」と言って息絶えます。ローマの百卒長はこの有様を見て「実にこの人は義人だった」と言います。

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この読書プランについて

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅は、個人、小グループ、ご家族が40日間かけてルカ文書を読み通すプログラムです。このプランでは参加者がイエスと出会い、ルカの卓越した文学的デザインに没頭するお役に立てばという配慮から、アニメーションビデオや洞察に満ちた要約をちりばめています。

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この計画を提供してくれたBibleProjectに感謝します。 詳細については、https://bibleproject.comをご覧ください。