ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅サンプル

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

40日中 17日

今日の朗読を始める前に、9章を読み直してみましょう。ルカは、イエスがイザヤ書53章の苦しみの僕となることによって、イスラエルの統治を主張するという感動的な計画を明らかにしています。ルカ伝では、エリヤとモーセがイエスに彼の出発や「出エジプト」についてどのように話しているかを伝えています。イエスは新しいモーセであり、彼の出エジプト(死)を通して、イスラエルをあらゆる形で罪と悪の圧政から解き放っています。この不可解な啓示の後、ルカ伝ではイエスが過越祭のために首都へと長い旅をし、そこでイスラエルの真の王として即位するために死ぬまでの物語が始まります。

さて、今日の22章に目を向けると、イエスがエルサレムに来たのは毎年恒例の過越の祭を祝うためであることがわかります──神がイスラエルを奴隷から解放されたことを祝うユダヤ教の祝日です。イエスが伝統的な過越祭の食事のために12人の弟子たちと集まるとき、イエスは、パンと杯の象徴的な意味を説明します。弟子たちがそのことを聞くのは初めてのことでしたが、出エジプト記の物語では常に指摘されています。彼は弟子たちに、割いたパンは彼の体を表し、ぶどう酒は彼の血を表し、それによって神とイスラエルの間に新しい契約関係が確立されることを伝えています。この中で、イエスは過越の象徴を使って、来るべき死の意味を明らかにしていますが、弟子たちにはそれが理解できません。彼らは直ちにテーブルに向かい、神の王国では誰が大いなる者になるかについて争い始め、その夜遅くには、起きてイエスと一緒に祈ることさえできませんでした。十二弟子の一人はイエスの殺人を手引きする者となり、別の弟子はイエスのことを知らないと言います。

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この読書プランについて

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅は、個人、小グループ、ご家族が40日間かけてルカ文書を読み通すプログラムです。このプランでは参加者がイエスと出会い、ルカの卓越した文学的デザインに没頭するお役に立てばという配慮から、アニメーションビデオや洞察に満ちた要約をちりばめています。

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この計画を提供してくれたBibleProjectに感謝します。 詳細については、https://bibleproject.comをご覧ください。