ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅サンプル

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

40日中 6日

イエスは弟子たちの中から十二人を選び使徒と名付けましたが、十二という数字はいきあたりばったりい選んだわけではありません。イエスが意図的に十二人の男を選んだのは、イスラエルの十二部族を新しく作り出すことによって、イスラエルの十二部族を贖うことを示すためです。しかし、一見したところでは、この新しいイスラエルは、必ずしも格上げされているようには見えません。イエスはみすぼらしい姿の大勢の人々、教育を受けた者と受けていない者、富むものと貧しい者を分け隔てなく選びます。イエスはローマ占領下で働いていた元取税人や、ローマ占領に逆らって戦った元反逆者(熱心党)でさえ選んでいるのです! 異邦人や貧しい人々に対する神の愛が、全く縁のなさそうな人々を結びつけています。うまくやっていくことは絶対に不可能と思われましたが、これら不倶戴天の敵はイエスに従うためにすべてを投げ捨て、和解して仲良く生きることを求められる新しい世界秩序へと入っていきます。

ルカ伝でこの新しい世界秩序について、イエスの教えを記録した「上下逆さまの王国」の中で私たちにあますところなく示しています。イエスはその中で、貧しい人は神の王国を持っているため祝福されており、泣いている人はいつか笑うようになるとおっしゃっています。弟子たちは新しい世界秩序の中で、敵を愛し、好きでもない人には寛大になり、慈悲をかけ、赦すことを求められています。そして、神の属性そのものである生き方は、イエスが語った全てではありませんでした。彼は道を拓き、究極の犠牲を払うことで敵を愛しました--そのため、人生そのものを手放すことになったのです。

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この読書プランについて

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅は、個人、小グループ、ご家族が40日間かけてルカ文書を読み通すプログラムです。このプランでは参加者がイエスと出会い、ルカの卓越した文学的デザインに没頭するお役に立てばという配慮から、アニメーションビデオや洞察に満ちた要約をちりばめています。

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この計画を提供してくれたBibleProjectに感謝します。 詳細については、https://bibleproject.comをご覧ください。