第１３日

神のイスラエルの家との新しい契約

神は新しい契約をイスラエルの家とユダの家と結びます。諸国の民はそれに接ぎ木されるのですが、最初の契約人ではありません。彼らはヤコブの子孫たちとの契約に加えられたのです。イエスが最後の晩餐で語られた新しい契約は、元来は教会に贈られたものではなく、旧約の聖書にあるイスラエルの子どもたちに対する約束なのです。

新しい契約は、モーセの契約の視点から見る時に、その全体的な意味を持ちます。神は、民が律法を守ることに失敗した後、正しい関係を維持するための新しい方法を与えられると約束されるのです。神は、ご自分の民を見捨てたり、律法の義を妥協したりしません。神は両方を維持します。神はご自分の民を置き換えたり、正しい生き方に対する願いを変えたりはしません。神は新しいことをされます。ご自分の民が律法の義に歩めるように、助けてくださるお方なのです（ローマ書 8:4）。

神は、罪の赦しが基盤であるイエスのみ業に基づいて、新しい関係を確立することを誓っておられます。彼らの不義を取り除き、罪の力を打ち破った後、神はイスラエルの家が心から主を知ることができるようにされるのです – それこそが聖霊の働きです。聖霊は彼らの心に神の律法を書き記し、彼らの神となることを保証します。

祈り

天の父なる神様、

聖なる御名を誉め讃えます。イスラエルの家との新しい契約を結ばれたことを感謝します。イスラエルの民があなたに従がえるよう、全ての道を備えてくださったその優しさを讃えます。異邦人の信徒たちがこの素晴らしい契約の一部となることを許してくださり感謝します。

あなたが私たちとの関係の基盤として、罪の赦しを確立されたことを讃えます。私たちは罪に定められず、あなたとの関係が罪によって終わらないことを感謝します。御子イエス・キリストの犠牲による罪の赦しと、私たちがあなたの目に聖い生き方をすることを可能にする聖霊に感謝します。

ユダヤ人の人々の目を開いてください。彼らのために新しい契約があることを見せてください。罪を取り去る神の小羊、イエス・キリストが、彼らとあなたとの関係を全て変えることを発見できますように。イエスの言葉「わたしのくびきは軽く、わたしの荷は軽いです。わたしに来なさい」を聞けますように。

イエスの御名によって祈ります。アーメン。