ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅サンプル

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

40日中 2日

妊娠末期になったマリヤは婚約者ヨセフとともに、カエサル・アウグストゥスが命じた国勢調査の登録のためにベツレヘムへ旅立つ必要があります。二人が到着すると、マリヤの陣痛が始まります。部屋が見つからず、空いているのは動物のねぐらくらいしかありません。マリヤは出産し、動物のかいばおけにイスラエルの未来の王を寝かせます。

さほど遠くないところで羊飼いたちが群れの世話をしていると、突然まばゆいばかりの天使が彼らの前に現れました。もちろん、みんなが恐怖の念に襲われてしまいます。しかし天使は、救い主が誕生したので祝うようにと告げます。そして、かいばおけの中で布にくるまれ、眠っている赤ん坊が見つかるだろうとも言います。あまたの天使の聖歌隊が現れ、地上に平和をもたらした神を讃える歌で祝します。羊飼いたちは一刻の猶予もなく、赤ん坊を探し始めます。そして、天使が言ったとおり、かいばおけの中に生まれたばかりのイエスを見つけます。彼らは感動に溢れんばかりです。この出来事を道行く人に知らせますが、聞く人はみな羊飼いの言うことを怪しみます。

このように神が到来されるのは誰もが期待する方法ではありません––動物のねぐらで十代の少女から生まれ、羊飼いに祝福されるというのは考えもおよばないことです。ルカの物語は何もかもが逆さまになっていますが、そこが大事なところです。ルカは神の王国がこういうふうに汚れた場所で––給仕、寡婦、貧者に囲まれて––到来するところを示していますが、それはイエスが世界の秩序をこのように上下逆さまにすることによって、救済をもたらそうとしているからです。

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この読書プランについて

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅は、個人、小グループ、ご家族が40日間かけてルカ文書を読み通すプログラムです。このプランでは参加者がイエスと出会い、ルカの卓越した文学的デザインに没頭するお役に立てばという配慮から、アニメーションビデオや洞察に満ちた要約をちりばめています。

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この計画を提供してくれたBibleProjectに感謝します。 詳細については、https://bibleproject.comをご覧ください。