ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅サンプル

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

40日中 3日


次のセクションで、ルカは未来に焦点を合わせています。ヨハネは今やヨルダン川の再生された会堂をとりまとめる預言者であり、大勢の人––貧者、富む者、取税人、さらには兵士さえもがバプテスマを受けにやってきます。これらの人々はみな、新しい生き方をすることに全力を傾けています。遠いむかし、イスラエルが同じ川を渡って彼らの土地を受け継ぐためにやってきた時、神は彼らに責任を課しました。彼らは神だけに仕え、隣人を愛し、共に正義を追求するために召されたのです。私たちは旧約聖書の物語からイスラエルは再三にわたってこの責任を全うすることができなかったため、ヨハネはやり直すように呼びかけているのです––ヨルダン川を渡って戻り、神に立ち返るようにと。この悔い改めは、神が次に行おうとしていることに対して彼らに心がまえをさせるものです。

今や、イエスはここヨルダン川に現れ、彼の王国の務めを始める準備をしています。イエスがヨハネからバプテスマを受け、水から上がると、天が開き、天から声があって言いました、「これはわたしの愛する子、私の心にかなう者である」今ここにある神のお言葉にはヘブライ語聖書の響きにあふれています。この最初の行は、エルサレムに王が来て支配し、国家間の邪悪な行為に立ち向かうことを神が約束された詩篇の第2篇からのものです。次の行は預言者イザヤ書からのもので、イスラエルのために僕となって苦しみを受け、死ぬメシアを指しています。

この後、ルカはイエスの祖先をダビデ(イスラエルの王)、アブラハム(イスラエルの父)、アダム(人類の父)、そして神(万物の創造主)まで辿ります。この中でルカは、イスラエルだけでなく全人類を蘇生させるために神から使わされたメシアの王としてのイエスを見ることができるように私たちを助けます。 

Day 2Day 4

この読書プランについて

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅

ルカによる福音書と使徒言行録をめぐる旅は、個人、小グループ、ご家族が40日間かけてルカ文書を読み通すプログラムです。このプランでは参加者がイエスと出会い、ルカの卓越した文学的デザインに没頭するお役に立てばという配慮から、アニメーションビデオや洞察に満ちた要約をちりばめています。

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この計画を提供してくれたBibleProjectに感謝します。 詳細については、https://bibleproject.comをご覧ください。