第１０日

彼らはイスラエルの神を仰ぎ見た

神は、シナイ山で人々との契約を結んだ直後にご自分を明らかにされました。この特別な啓示を通して、神はイスラエルの神としてご自身を表されました。神は自らをイスラエルの神として知られたいのです。宇宙の創造主、全能の神、「わたしはある」というお方が、ご自分の民の名を名乗ることを選びました。なんという謙虚さ！なんという一致！愛に満ちた素晴らしい宣言です！

花嫁が絆を通して花婿の名を受けるように、神は愛のゆえに、その民の名を受けられました。神とイスラエルは、夫婦が一つになるように、契約を通して一つになっています。彼らは二人ではなく一つです。神の運命とイスラエルの運命は永遠に結びついています。

この物語は、神のご性格を物語っています。愛のために、私たちが誰であるかを受け入れることを恐れない神です。神は、私たちの人間性に契約を通してご自分を結びつける準備ができておられます。それを完全に実証したのが、人の状態を共有して私たちを神の栄光で包んでくださる、神の子、イエスです。

祈り

天の父なる神様、

あなたの聖なる御名を誉め讃えます。全てのものの創造主であるあなたが、イスラエルの神として自らを明らかにしてくださったことを感謝します。イスラエルへの愛がどれほど深いかを示してくださり、私たちにも及ぶ愛の大きさを示してくださいました。あなたが契約を通じて私たちと結ばれたいと望まれたことは、私たちの理解を超えるものですが、私たちの心はあなたの愛の素晴らしい申し出を受け入れたいです。

あなたの契約についてより深い啓示を与えてくださるように祈ります。イスラエルとの契約の力を私たちに示し、それらを尊重することを教えてください。あなたが契約に忠実な方であると、心の目で見れるようにしてください。それに従って歩む方法を教えてください。

世界中のあなたの教会が、イスラエルの神を愛し（マルコ12:29）、イスラエルのメシアに従うことを見せてください。

イエスの御名によって祈ります。アーメン。