第１１日

神はヤコブとダビデとの契約を守り続ける

イスラエルが拒絶されるか、または置き換えられるかという問題は新しいものではありません。神が長年にわたってイスラエルに対して厳しい審判を下したことから、神がまだイスラエルとの契約を守っているのかと疑問に思う人が多くいます。捕囚、エルサレムの最初の崩壊、そしてダビデの王位の排除は、民の間で信仰の危機を引き起こしました。神の民の多くの罪のために、神はもはや彼らとの契約を終わらせたのでしょうか？

神は預言者エレミヤを通してこの問題に取り組まれます。主がヤコブ、イスラエル、そしてダビデの子孫－王族の家系を退けたと話す民を戒めておられます。神はご自分が選んだ２つの部族との契約を忘れてはおられません。

主は強い口調で語られます。神と彼らの契約は、神が定めた宇宙の秩序と同じぐらい強力です。昼と夜が存在する限り、神は彼らを拒まれません。天と地の秩序が変わることがない限り、神の彼らへの恵みはとこしえに続くでしょう。神は創造された秩序に見られる不変の宇宙の法則を確立したと同様に、神とイスラエル、ダビデの契約は取り消されることはありません。イスラエルは神の長子として残り、ダビデの子孫イエスは永遠にエルサレムのメシアの王座に着かれるのです。

祈り

天の父なる神様、

聖なる御名を誉め讃えます。あなたがイスラエルとの契約に対して忠実であることを感謝します。あなたの言葉は真実であり、あなたの約束は信頼できます。あなたは、民と立てた契約の中で、常にご自分の役割を果たしておられます。

ユダヤ人があなたとの契約に戻り、彼らが経験した悲劇を超えるあなたの忠実さを目に留め、あなたを真に見ることができますように。

あなたが契約を守る神であることをより深く理解できるよう祈ります。あなたの契約の固い基盤に私たちの信仰を根ざし、全てが揺らぐ時も、揺るがないようにしてください。

イエスの御名によって祈ります。アーメン